前回はシクロクロスレースで順位を上げるために意識している4つのうちの1つ”ライン”に関することについて書きました。
cyclinglog.hatenablog.com
前回、レース中の攻めなお話しだったので今回は守りな点で意識していることを書きたいと思います。
※僕個人の振り返りな部分も大きいので、引き続き参考程度に読んでもらえると嬉しいです。
ということで、シクロクロスレースで意識していること2つ目、
「レース中はいつでも降車するつもりで走ること」
です。
順位をあげるって言ってるのに何おっしゃりますの?って感じですが、僕個人としては、結構重要なことだと思っております。
シクロクロスレースってそこそこなミスすると当然のように結構な確率で順位を落としますよね。逆に他ライダーがミスして自分がミスしなければ順位上がりますよね。ということで冒頭でも記載した通り、今日はそんな守りのお話し。
よくある、そこそこなミスだと、
- 前が転んだのに巻き込まれちゃった。
- コーナーでフロントすべっちゃてリカバリに手間取った。というか転んだ。
- 忍者返し、レースで登りきれず脚付きしちゃってリカバリに手間取った。というか転んだ。
- 轍にフロント刺したつもりがただ突っ込んだだけでバランス崩しちゃってリカバリに手間取った。というか転んだ。
- 無理に乗車しようとしてふらついちゃってリカバリに手間取った。というか転んだ。
といった感じでしょうか?
で、大抵抜かれちゃうミスが発生するのは、主に2つに集約されると考えておりまして、それは、
「他ライダー起因で予期せずに発生するケース」
「自分のキャパシティー超えにより、予期せず発生するケース」 かなーと思います。
要は予期できないからミスって起きません?
ということは、逆説的に、ある程度”予測しておく ”ことでミスは最小限に防げるってことと、僕は解釈しています。
そこで、
「レース中はいつでも降車するつもりで走ること」を意識することが大事なのかなーと思っております。
いつでも降車するのが前提でいるので、降車するために予測が働きやすくなり、「他ライダー起因で予期せずに発生するケース」において、周囲のライダーの”ヤバそうな気配”に気づくようになります。そのため何かあった時にも対処が早くなり、合わせて降車していることで対応の手段が多くなります。(乗車時より降車時の方が対応できることが多いですよね。人間だもの。)
ブライドコーナーの先になんとなくシケインぽいのが見えたから降車してみたらやっぱりシケインあったわ!みたいな感じです。なんか例え悪いな…オイ!
ということで実際レースの一コマ
①前方がなんか詰まってそうな予感があり、すぐに降車なオッサン。
②隣を走っていたライダーは乗車で避けようとしてライン変更(私すでに降車済なのでフルストップ)
③目の前で落車なものの僕はすでにバッチリ降車しているので対応ができた。
④バイクをぶつけないようにフロントを前に戻して復帰。
※後ろのライダーはバイクに跨っているので咄嗟の対応がキツかったはず。
また「自分のキャパシティー超えにより、予期せず発生するケース」に関しては、そもそも「レース中はいつでも降車するつもりで走ること」を前提にしているので、キャパシティーを超える恐れがある場合は、自分のミスが予測できる(自分のスキルは全く信じられない!!)ため、ハナから即降りを選択(涙)することに僕はなります。だいだい試走で、8割がた成功しない区間は自分のキャパオーバーだと考えています。試走でできないことは、レースではもっとできなくなるはずなので。
※周回数重ねることによってうまくなるってことも多少あると思いますが、難しい区間ほど前半に順位を落とす可能性が高まるので、やらない方がいいかな?と思っています。
もちろん練習時なら失敗してもリザルトに影響しないので、自分のキャパシティーを高めるために散々トライ!ですね。
※できないことは早々に諦める人の図。(乗車で行けるスキルが欲しい…)
因みに、僕は練習の時、キャンバーなど比較的乗車が難しい区間を想定した練習をする場合、オール乗車の練習と並行に、途中であえて降車に切り替える練習をするようにしています。これによりレースの際、「他ライダー起因で予期せずに発生するケース」の対応や、自分のミスのリカバリにも使えたり、オールランに比べたら、少しだけ楽できるようになるので、結構みなさんにもおすすめだと思います。
※乗車でキャンバーに突っ込んでからの、途中降車で上りきる。普段から練習しているのでスムーズ!
あんた、まがりなりにも、C1なんだから乗車で行きなさいよとかは聞きません。つまりそういうことです…
あーあ、こんなこと意識しなくても済むくらいに、もっとうまくなりたいものです…
(書いてて悲しくなってきた)
つづく。