いつかはまんなか

いつかはまんなか

アラフォーなオッサンがロードレースとシクロクロスで表彰台のまんなかを夢みる日記

レースレポート 第27 回 全⽇本⾃転⾞競技選⼿権⼤会 シクロクロス Men Elite

今年最大の目標で、念願だった全日本選手権を走ってきました。そんなレースの振り返りです。で、来年の自分のために思いっきり長文です。

 

Photo by asatoさん

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レースサマリ:

項目 結果
日付 2021/12/12
リザルト 43位 / 81名出走
タイム 52:43.690
TOP差 -2Lap
平均bpm 173bpm
レースNP 266w
P/W 4.3倍
レース前CTL 77
レース格付 S

50%を切れないのが今の実力。

 

 

ラップデータ:

ラップ タイム NP ラップ順位
1 LAP 7:17 287w 35位
2 LAP 6:49 269w 50位
3 LAP 6:29 258w 49位
4 LAP 6:37 251w 52位
5 LAP 6:29 270w 48位
6 LAP 6:35 255w 52位
7 LAP 6:33 260w 53位
8LAP 6:15 258w 43位

ラップデータが全てを物語ってるね…

 

 

レース前日:

今回は自分のレースに徹するつもりだったので、昼の試走に間に合うように10時に家をレンタで出発し特に渋滞にも巻き込まれることなく現地に12時くらいに到着。会場のブースで購入した昼ごはん食べながら、M35、M40のレースを観戦しながら全日本の雰囲気を楽しんだ。

 

※うなぎは売り切れてたのですき焼き弁当食う!

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で、前日試走。フラット基調で休みどころがほぼなく舗装路比較的多めなパワーコース。唯一のテクニカル区間はトラックの外周回った後のS時のキャンバーくらい。ただコース中盤のコーナー抜けがウェットだったり、泥の区間があったり、フィニッシュライン以降の芝コーナー区間は高低差がつけられているので、速度にのった状態での処理をミスすると一気に差が開く感じがした。要するに気が抜けないコースです。

 

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因みに空気圧は F:1.5bar / R:1.8ber のデフォルトで走ったけど舗装路で踏み込むとフロントがよれるのでもう少し高めにして良さそう。

 

※写真右下方面はややウェットな区間。スタート右上にある区間が唯一のテクニカル区間

 

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試走後はライセンスコントロールを済ませ、あみアウトレットで買い物しつつ宿で一泊し11時に就寝。

 

※ゼッケンは50番

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レース当日:

8時半起床。宿が提供してた冷凍パスタを食べたりしつつ、11時前には現地着。

 

※宿の近くに大仏様が鎮座しておった。

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試走は師匠とラインを確認しながら走る。因みに前日試走をふまえて空気圧は、F:1.7bar / R:1.8bar に設定。舗装路でもよれずに悪くないのでこれでいくことにした。前日試走の印象では当日乾くかなと思っていたウェット/泥区間は引き続きの模様。

最後に1本だけ全開走して最終チェック。脚も回るしコンディションも悪くない。

 

※師匠と全日本で試走。感慨深いな。

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レース前半:

いよいよレース。コール前に色々なお知り合いの方に声をかけていただけた。ホントありがたい。そして独特の空気が漂ってる感じがして否が応でも緊張してくる。そんな中スタートグリットでY埼さんが緊張をほぐしてくれるように「明日も仕事だよっ!」って声をかけてくれた。うん、その通り!あの一言で平常心に戻れたと思う。(この場で感謝!)

 

※師匠と記念撮影(逆光w)

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スタートは右端に位置どりしたけど、今回はこれがあたりだった。スタート直後緩い右コーナーで集団は大外をまくる形になりインは空き気味になり、ホームストレート前の軽い砂利の広めの左コーナーを逆に外からまくってホームストレートに入る前に一気に番手をあげられた。(多分20~30番くらいまで上がったはず)

 

※スタートは決まった!(当社比) Photo by asatoさん

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コース前半の芝区間から競技場前の舗装路まではそこかしこで渋滞が発生しつつも番手キープして1周回。自分でもいい感じに走れている感触があった。ラップデータで35位。正直出来過ぎくん。

 

やらかしたのは2周回目の序盤… 5~6名のパックでホームストレート過ぎて、ピット以降の芝区間の登り返しから下りに入るコーナー抜け出しのタイミングで前走車の後輪とハスり、フロントグリップが抜けてコントロール失い落車してしまう。すぐに復帰するも後続は数珠繋ぎな状態で一気に番手を失った。しかも落車時に左膝をおそらくペダルヒットさせたらしく、踏むたびに強烈に痛むもんだから、さらにストレートで抜かれる始末になった。

リザルトを見返すとこの時パックを走っていた選手は完走している方が多かった。完走の最終パックだったんだなと。

 

※結果的に1周目のこのパックから千切れてはいけなかった。

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レース中盤:

落車の影響で順位を落とし、さらには膝の痛みで、ふむにふめずで正直ココロが折れかけながら3~4周回を消化。振り返るとあの時が一番辛かった。

 

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ただ意外にも、もちろんパワーライダーには直線で抜かれるのだけど、コーナーや泥、2段キャンバーなどでは、無理せずも追いつくを繰り返したりしてて、順位はキープしているぽい。消化した2周回で逆に少し休めて、5周回を走る頃には、膝の痛みも和らぎだし「あれ?もしかして意外にまだイケんのか?」ってなってココロにも少し余裕が出てきた。

 

シケインもだいぶまともになってきたかも(当社比) Photo by inoueさん

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そんな中、たくさんのお知り合いの方々の応援が聞こえるようになってきて更に活力が湧いてきた。

 

※ここのコーナーでは結構な頻度で嫌な音が聞こえた…

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特に「ここで踏まないでいつ踏むの!!」は今でも印象に残ってます。はいw (あの時は「マジその通りだわ」ってなりました。)

 

※監督のガヤに至っては「さっきからゼッケンと順位が全然変わらねーぞ!」と

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レース後半:

7周回に入ったところ、後ろから足切りの鐘が聞こえて、「あぁ、これが最終周回か…」とか思って、なんか感慨深くなった。なので、とりあえず出し切るつもりで踏む切ることにした。たぶん今年1番貪欲に前を狙ったと思います。

 

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で、足切り場で同時に入った4〜5名のパックはまさかの通過となり、もう1周走ることが許された。正直、出がらしすらも残ってないけど、コーナーなどで息を整え無理矢理休ませ、ストレートはフルガスな感じで同じパックでラストの周回。競技場のキャンバー終わって、振り絞って上げたところ、とうとう足切りとなりワタシの全日本が終わった。

因みに足切り場には、Y崎さんがいてくれて水の差入れまでしていただいた。ホントありがたい。

 

レース後:

最終回を回る選手達のゴールを観て、応援して下さった方々に挨拶させていただきながら帰宅の途へ。無性に腹が減り常磐道が軽い渋滞だったのを理由に守屋SAで焼肉食って9時には家に着いた。で、翌日の仕事は無視して散々お酒飲んだろ!!って思ってたけど、この日の緊張と疲れで、いつのまにか寝落ちしてましたとさ笑

 

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振り返り:

ちょうど2年前の今頃、シクロクロスという競技に出会ってしまい、どっぷりハマったただのオッサンが国内最高峰のレースである全日本選手権の舞台に立つという、ワタシにとってはとても意味のある大きな経験ができました。もちろん願わくばあの時の凡ミス落車さえしなければ。。というタラレバもなくはないですが、ミスって落車してる事実が結局、今の実力な訳で納得感しかないです。リザルトこそが全て。

また全日本という舞台を走ってこそわかる、普段のレースとは全く違うあの独特なレースの空気感は来年もまた同じ舞台に立ちたいと切に思わせてくれるものでした。そして来年こそは完走できるように、少しだけリフレッシュしたら、また日々の小さい積み重ねをコツコツと続けてチャレンジしたいと思った次第です。

 

ではでは。

 

P.S

inoueさん、asatoさん素敵なお写真撮っていただきありがとうございます。

また応援・サポートしてくれた皆様ホントありがとうございました。

最後に、師匠来年も同じ舞台に立てるよう引き続き練習付き合ってください🙇‍♂️

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